keeps on raining
ようやくまとまった雨が降り始めました。
ちょうど、 BGMは Bllie Holidayの♪Keeps on A-rainin'です。
もう随分前になりますが、フランスヘよく行く友人が
買って来てくれたお土産がこのブックレット。(w自作ケーキ)
20曲入りのCDが2枚とBilleのストーリーがコミックになっている
ブックレットのセットです。
Billieのほかたくさんのアーティストのものがあります。
しかし何年もの間、聴くことができませんでした。
なんとなく、自分にはまだ理解できないような気がして・・
歳をとって聴こうと思うまで飾っておこう、と思っていました。
そして、ようやくこの頃になって聴くこと=味わうことが
できるようになって来ました。
特に、昨年平均3時間睡眠という過酷な日々を過ごした後の
セッションで、完全に自由なフォームで歌うことができた時に、
全てを研ぎ澄ませると譜面上の主旋律からも
完全に解放されるということを体験しました。
これこそがJAZZだなぁ、なるほどと・・
そこから理解できるようになったのです。
先日
「自分には語彙が少な過ぎて、人と話していても説得力がない、
本を読まなきゃ!」という会話を聞いた時に、
その気づき自体が素晴らしいなぁ。と思いました。
私も見習って、自分の歌を解放させ自由になるために
できるだけ、引き出しの段を増やせたらと思います。
時は新月。はじまりの第一歩。
火球
空の写真を整理しようと思い、沖縄上空で撮った画像を見てみると・・
火球 (らしきもの)が映っていました。びっくりです !
もう随分前に下高井戸に住んでいた時のことですが
駅の改札を出てふと立ち止まって空を見上げた瞬間に、夜空にす〜っと星がひとつ流れて
いきました。
ラッシュは過ぎているとは言え、家路を急ぐ人の波の中に一人立ち止まって
かなりの迷惑だったと思いますが、この大都会の中で私のように
この流れ星に気がついた人はどのくらいいるのだろうかと思ったのを覚えています。
♪おやすみの2番で歌っている
街を急ぐ人の波にのまれそうで苦しい時は・・
のこの情景は、よくある表現だと思いますが
実際に人の波の中で立ち止まったその時のことをイメージしています。
これは地元の大好きな場所で、あまりにも夕焼けが綺麗だったので
Aちゃんと車を止めて空を見上げたら、「あぁ〜っ」って(笑)
これは、お買い物をしてる友人を待ってる時に・・
(ちょっとわかりづらいかも)
このほかにも今年はたくさん見ました。
でも私自身も思考のスパイラルにはまり込んで、下を向いてしまって
何も見えなくなることがあります。
だからこそいつも柔軟な心でフラットでいることができればいろんなアウェアネスが
自然によってもたらされるんだろうなと・・
なぜこんなことを言うかというと
嵐の前に風に吹かれてきたからです。すみませんっ(笑)
That's the way
今週は「大丈夫、これからも歌えるよっ」という主治医の一言で幕明きです。
精密検査の結果次第では、今後の生き方が一変するところでした。
この一言、一生忘れられないでしょうね。
今回のことは、フェンスから飛び降りる時の足場をしっかり見定める、あるいは確認するような
出来事でした。あなたにとって大切なものな何?どこにどうやって着地するの?
というような・・
今後のライブスケジュールのお問い合わせや、いただいたご依頼が保留のままでしたが
これを機に今年の下半期は思い切り活動することができそうです。
"That's the way God planned it"
心の父である Billy Prestonの歌声がしみる暑くて長い一日が終わります。
金麗社〜別府厳島神社
あまりにもお天気がよいので半年ぶりに、別府厳島神社へ。
途中、「明治維新発祥の地金麗社」という表示が目に止まり
寄ってみることにしました。
金麗社は管原道真が祀られた天満宮だそうで
ここに高杉晋作や山県有朋たちが本陣を置いた場所だということを
初めて知りました。
そのくらい歴史に疎くて恥ずかしい・・地元のことなのに。
野村望東尼が志士たちの必勝の願掛けをしたのも防府天満宮でした。
不思議です。そこに、天満宮があったということでしょうか。
今回興味深かったのはこの十二支方位盤です。
よく歴史の生き証人という表現をしますが
この方位盤こそ、全てを見ていたんだなぁと思うと感慨深くなります。
この別府厳島神社の巨樹群もずっとここにいて、いろんなことを
見つめてきたんでしょうね。
計り知れない時間の中で、生を受けてこうやって生きている。
長い歴史上のほんの一瞬だとしても、私はここにこうして息をしている。
今日はそんなことを考えた一日でした。
白鳳仏
2017年6月の満月もJAZZとともにありました。
この上半期も、あっという間でしたが
年頭から自分の音楽と向き合うことができたり、
たくさんの新しい出会いがあったり、ちょっとした旅をしたりと
おかげさまで、大変充実したものとなりました。
その中でも、久高島の女神アマミキヨ関連の本を探しに行った図書館で
また新たな本と出会ってしまい(笑)
その本がきっかけで深大寺を訪れたことがワクワクの最たるものでした。
神女(シャーマン)誕生―徳之島に生まれた祝女(のろ)2万6000日の記録
徳之島生まれのある女性が、祝女として目覚め、自立するまでの実話なのですが
後半の方に、著者と仏様が語り合う場面がたくさん出てきます。
その中のひとり?一体?が深大寺の白鳳仏だったのです。
会話ができるなんて私にはファンタジーの世界ですが、
この柔和なお顔が見られただけでもよかったと思います。
眼施(げんせ)・和顔施 (わげんせ)ってこういうことなのでしょうね。
この頃はまだ重要文化財だったのですが、
なんと三月に国宝に指定されて
国立近代博物館で、二度目のご対面が叶う事となるのです。
残念ながら、直接の撮影は禁止。
しかしショーケースに挟まれながらも極間近で拝見することができました。
メモをとる修学旅行の学生さんと一緒にへばりついてました。(笑)
この深大寺の白鳳仏は同一工房作の可能性があるとして奈良新薬師寺の香薬師像と
法隆寺の夢違観音像と合わせて白鳳三仏と言われているそうです。
これを機に、奈良にも行ってみたいと思うのですが、香薬師像は行く方知れず。
盗難から70年の時を経て発見!国宝「香薬師像の右手」のミステリー(現代ビジネス編集部) | 現代ビジネス | 講談社
その右手だけが見つかるというミステリー!!
旅が終わりません。
この頃はますます自我時計と必然を告げる時計にはかなりの時差があることを
実感しています。来月またそんな旅のお話ができそうです。
「心眼を開きなさい。
あなたにはそれができるようになっております。
目を閉じてはいけません。」
Like A Lover
梅雨の晴れ間が真夏日です。
クルマのAVのタッチパネルの調子も悪く
ずっとカナダの歌姫 Emille Claire Barlow
Emilie Claire Barlow | Emilie Claire Barlow
のアルバム"Like A Lover"が絶賛パワープレイ中です。
この曲、数多くのアーティストにカヴァーされていますねぇ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Look_Around_(Sérgio_Mendes_album) album) - Wikipedia
Emilieのスウィートな歌声がこの曲によくあっていて
この季節、聴いていてとっても気持ちが良いのですが
全体的な内容もそうなんですが
特に♪How I〜のくだりでいつもすごい歌詞だなぁって
思うのです。
http://www.lyricsfreak.com/s/sergio+mendes/like+a+lover_20618300.html
唇と指にフォーカスするとこうなるのか !!
みたいな(笑)
こんな感性を持たなければ、創造性は広がらないなぁと。
いつ何時でも情熱的に音楽に挑まないといけない
ということを思い知らされます。
愛の情熱を持ち続ける!!
この夏の決意表明と相成りました。
ヘヴン
普段はなかなか教会で歌うことはないのですが
珍しくこの日は聖堂の一番響きの良い場所に陣取り聖歌を歌うことになりました。
そんな自分がとても新鮮で、祝日の色の「赤」もやけに眩しく映りました。
何か、いつもと違う感覚。これが「愛の気づき」というものでしょうか。
そんな今週はキェシロフスキの未完の遺稿、フィルム・ノヴェル ヘヴンに
出会いました。
大げさな比喩で盛られた感情表現などは一切なく、物語は淡々と語られ
映画のように映像として飛び込んできます。
2002年に映画化されてたのですね。
監督のティクヴァは「独自の映像を持った独自の映画にすることを目指し」
たそうです。
美しい・・イタリアにも旅したくなります。
ツインフレームが天国に旅立つ愛のお話なのですが、なぜそうなっちゃたのか
三部作である、地獄や煉獄も観てみたいと思います。
しばらくマイブームはキェシロフスキです。