Please tell me 〜ようこそテルミーの小部屋へ〜

♪Singer, Song Writer, Vocal Coach 稲葉照美のBlog

迦楼羅炎

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初不動に参加するため山寺へ。

それぞれのお願い事と名前が書かれたお札?を火の中へ。一時間ほどですがその間ずっと般若心経が唱えられます。

さぁ、そろそろ始まるっ、呼吸を整えて炎にフォーカスしていよう!と思った瞬間に隣に座った爺さまが経本を開いて、「般若心経を目で追うだけでも違うから」と貸してくださいました。後から聞くとその経本は高野山の宿坊でいただいたものらしく、なんとのもありがきことと...

その爺さま曰く、ずっと読み続けていくと空になるからいいんだよって。うーん、今ここで空か...

そこで、こう解釈したわけですよ。あぁ、一緒に祈願する友人たちの思いや自分の思いはもう天にお任せすればいいのね。お経を唱えて自分の中を空っぽにすればそれでいいのかっ!と。

そんな気づきがあってから、前の日にお茶をしたご婦人からも

 

今ここにこうしているということが

世の中のためになっている

 

と同じことを言われたなぁと思い出すのですが、なんとその晩、遠く離れたところから全く同じメッセージが届いたのには笑ってしまいました。

 

遠い明日に希望を持つとかじゃなくて、

今あなたにできることが誰かを救ってるってこと

 

今わたしにできること、それは願うんじゃなくって空っぽになって自分の中の核の真ん中にフォーカスすること。そうすることで行く道が示されるのだな。

 

さすがに三日続けて、三人がかりでこんなメッセージをいただくともう強力ですね。後のお説法の中でお不動さんの背中の炎は迦楼羅炎(かるらえん)って言って不浄なものを焼き尽くしてくれるものですと説明がありました。なるほど!直接感情でやり返す必要はないみたいですね。

 

もうしばらく余計な情報は遮断して自分にフォーカスしてみましょう。

 

では👋

 

♪Sunshine On My Shoulders

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ホリデイズ後半戦は、帰国後のバックパックを背負ったまま四国ローカル線の旅。物心ついてからは上陸したことはなかったので、いつも見つめている内海を反対側から眺めてみました。

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四国へ渡る前に、またまた助けびとあり!その方におうどんをご馳走になり、喉が乾くからこれ持って行きなさいと愛媛みかんや手作りおやつをいただいて列車の旅は始まりました!結果、めちゃくちゃ助かりました。

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しかし思うことは、太陽のありがたさ。目覚めたらもうすでに窓から光が差し込んでいるなんて!本当にお天道様と崇められる意味がよくわかります。それがわかっただけでもよかった。(個人的にですよ)自分標準って世界では通用しないことの方が多いのかもしれません。今回バイアスだとかフィルターだとかがかかりまくってる自分を発見しました。

そのひとつがサウナ。これまでまったくサウナというものに興味というか汗を流すということが気持ちいいなどと思ったこともなかったのですが、あのさっぱりした感じが忘れられません。もちろん生活環境にもよるのでしょうが、こちらに帰ってきて速攻で行きましたもの(笑)  でも何か違うんですよね〜っ。

あと私は旅の思い出は思い出だけでいいと本気で思ってるのですが、(まぁ、記事用の画像は別ですよ 言い訳ですけど)今回いつだれとどこで使うんだ!でお馴染みのiittala のペアグラスを買ってしまいました。いくらスロットで勝ったからって、この行動もう笑っちゃうくらい自分でも意外でした。

もっともっと自分の意外性に出会いたい

それが新年の抱負というか願いです。

そんな訳で今年は、かのXディに向かって去年賢者から教わったように心を高く維持してしっかり働こうと思っています。英語圏でのニックネームはテリーですが、本来照らす人、聖名も本名の通りになりなさいということでルシア(サンタルチア)です。その通りにキラッキラッに輝かしくそして健やかに過ごしてゆきたいと思いますので

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

John Denver - Sunshine On My Shoulders (Audio) - YouTube

Sunshine on my shoulders makes me happy
Sunshine in my eyes can make me cry
Sunshine on the water looks so lovely
Sunshine almost always makes me high
If I had a day that I could give you
I'd give to you the day just like today
If I had a song that I could sing for you
I'd sing a song to make you feel this way”

 

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っていうか、光は闇をも照らすのよね...

ふふっ

 

 

 

 

Turku Castle

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早朝にヘルシンキに戻ってきました。今となっては(あくまでも個人的に)相当安い言い回しになってしまいますが、呼ばれてる感ありで、事前にトゥルク城を訪れることを計画していましたので、ここでヘルシンキからトゥルクまでの(列車で片道2時間の)ショートトリップです。

Turku Castle | Turku.fi

ちょうどトゥルクの駅からお城行きのバスが出るバス停まで少し歩くので、街を散策できました。フィンランド第三の工業の街ということで、また少しこれまで訪れた街とは趣を異にしますね。しかもなぜかここは地面が凍っていて横断歩道が滑りやすくなっていました💦転ばないように。あっ、人生も(笑)f:id:inabaterumi:20181231120422j:image

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お城の中を駆け足で回っても90分くらいはかかるでしょうか。部屋数はたくさんありますが思ったよりもひとつひとつのお部屋はコンパクトで天井も高くなく(今よりも小柄だったのかな)美術館や貨幣の博物館もあるので、見応えがあります。もしここで生活をするとなると大変!今自分がどこにいるか全くわからないんですよ。まぁ、家主さんだったら使う部屋は限られてますね。納得。

 

フィンランド旅行の際はぜひ訪れてみてください。列車のチケットは駅の緑の券売機で簡単に買えます。そのまま乗車すれば車掌さんが検札?してくれます。車内は電源やWi-Fi完備なので快適ですし。

 

快適過ぎて、空気が読めないパリピからの連絡がなければもっと満喫できたのに(笑)と思ってしまうくらいです。世界の車窓ごっこが台無し。からみ酒じゃなくからみテキストっぽかったので「出直してこいっ」と返してあげました。そういうのが許せないのはまだまだ修行が足りないとはわかっているのですが、軽い挨拶で本心を覆い隠すといつまでたっても対話できないし。そうやって自分の気持ちから逃げることになりませんか?ご注文はこちらでよろしかったでしょうか?みたいな奇妙なことになりませんか?まことによろしくないっ!とここに記しておきます。(笑)

 

それではみなさま、

輝かしく、健やかな

よい新年をお迎えくださいね

 

Hyvää uutta vuotta!

 

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ヘルシンキより愛をこめて

 

 

 

 

 

 

 

 

Rovaniemi 2018

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遭難しそうになる

ここから数日は暮らす旅。早速バスを降りる場所を間違えて森の中で遭難しかけました。15時くらいだけどもう陽はくれかけていて小さなスーパーに駆け込み初日にもらった地図を片手に「ここはどこですか?」とお買い物を終えたお子様連れのご夫婦に聞くと奥さんが「ここはこの地図の下のはみ出たところで、あなたの目的地はここから3kmくらいだけど歩ける?グーグルマップがあれば大丈夫よね?」「実は携帯のバッテリーがなくて、でも大丈夫、この地図があるから」「だったらちょっと待ってウチはすぐそこだから車で送っていくわ。もう暗くなるし、こういう時は助けあわなくちゃ」あまりのご親切に泣けました。だんなさんは車中で「イギリスでは今日はボクシングデーっていってみんなアクティブなことをする日なんだよ。ボクもこうしてキミとドライブできてよかったよ」と。お名前は?と聞くと「ファミリーネームはどうせ難しくて発音できないから気にしないでーボクはヤリー」

こうしてヤリーさんファミリーに助けていただいて、ただただ感謝することで心のエッヂがとれて穏やかな気持ちになれました。本当にありがたかった!もうすでに伝説の笑い話となってますが...

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Santa Claus Village 

サンタクロース村を訪れるとサンタのおじさんに会えるコーナーは長蛇の列。そこをパスして(夢のないつまらない大人だこと)   施設をひと通り見学して、ここで北極圏に入ったのか〜と感動しきり、やっぱり寒いなぁと思うと気温は−10°ぐらいでした。

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Arctic Snow Hotel

なんと!雪と氷のホテルに案内してもらうことができました。客室のお布団はトナカイの毛皮。バーが開くのを待ってアイスグラスで1ショット。地元ラップランドウオッカをオーダーしました。これを飲み干した後にグラスを壁に投げつけて割るというお楽しみがあって、思い切りってガッシャーン!

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Husky Safari

念願の犬ゾリ。私たちのチームのアラスカンハスキーたちです。最高にクールなチームでした。前のチームとの距離をとるために徐行すると「えええっ、なんでここで止めるの?もっと走らせてよ」というような表情をして振り返ってドライバーを見る仕草がとても可愛いらしくて、また行きたいですね。もう要領はわかったので次回は先頭のソリを選んで滑走したいと思います。次のシーズンにいかがですか?犬たちは、ちゃんとキャリア、性別、性格によって配置が決まってるそうですよ。

 

しかし生きているもの同士が一緒に風をきって走るっていうのは、どうしてこんなに気持ちがいいものでしょうか。カラダの奥の方の真の生命力が(核)が目覚めていくような感覚です。自分が喜んでいるのが冷静にわかるので、こういう体験をたくさんしていけばいいんだなと実感しました。どういった旅が自分に相応しいのかとかね。私を満たすのは観光やらお買い物じゃないみたいです。そういえば、初スロットマシーンで超ビギナーズラックがありました(笑)。そういうのもガイドブックに載っていない楽しみ方だし、実は裏ガイドっていうのは自分の中にあるのかもしれませんね。一時期ワクワクという言葉が多く使われてましたけど、本当のワクワクってもともっと心を掘り下げていったところあるような気がします。行きの飛行機の中で🎬Christopher Robin を観たのですがプーさんが大人になったクリストファーにこう言うんですよ。“ I should be me ”って。そのシーンを観た瞬間にああ、これが今回の旅のテーマだなぁと気づきがあったのですが、実際その通りになりました。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

Helsinki 2018

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ちょっと風がある今日も、目当てのカフェやショップがお休み。しかし明るいうちにヘルシンキを散策しようとチェックアウトを早めて街へ。

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ヘルシンキ大聖堂


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カンピ礼拝堂


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Oodi ヘルシンキ中央図書館

ここへは来週また来よう。

 

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テンペリアウキオ教会(岩の教会)

 

とここまで来て、映画館へ駆け込みました(笑)。どうしても観たかった作品の上映がちょうどいい時間であったので列車の時間までQueenざんまい。日本にいても観に行けなかったかもしれないので、これも(目当てのカフェやお店が軒並みお休みだったのと猛烈な寒さのおかげ)クリスマスの奇跡のひとつかもしれません。いや〜っ、観られてよかった!その後、駅へ。夜行列車に乗り込んで12時間ほどかけてフィンランドを北上します。その名もSanta Claus Expresses 

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途中、テクニカルトラブルなんかもありながらも、ほぼ定刻で目的地 Rovaniemi ロヴァニエミに到着!

凍てつきながらも澄んだ空気とサーモンたっぷりな朝食をいただいて市街地へGO。さてこれからが冒険の大本番です。
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8:00 日の出はまだまだ。

 

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サーモン大盛りとリーシプーロ(お米のミルク粥)

 

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−7°C


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つづく

 

 

 

 

Happy Holidays! 2018

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満月域にWinter Solstice (冬至)とChristmasが一気にやってきましたね。いかがお過ごしでしょう?フィンランドでは冬の日照時間がとても短いので、冬至を過ぎたとはいえ16:30くらいにヘルシンキ市内に入った時には夜が始まっていました。そして現地の気温はマイナス13度。

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あまりの空気の冷たさに、慌てて息を吸い込むと咳き込んでしまいます。

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そして静寂。まさにこれがサイレントナイト。そしてここで猛烈なジェットラグに襲われました。体内時間は真夜中なのでカラダが休みたいと言います。街の散策は明日にすることして、とりあえずおやすみなさい...

 

 

つづく

 

永田壮一郎

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私の1stアルバム「いまここから」は2015年の8月にリリースされたのですが、実は録音はその前年の2014年なのです。

ホントに月日が経つのは早い。

そのアルバムのサウンドプロデューサーでもある

永田壮一郎氏のワンマンライブに行って永田壮一郎を浴びてきました。

今回はソロでピアノの演奏のみ。

永田壮一郎 pour K - YouTube

 

ライブ全編に渡って私の中に投げかけられたもの、それは

あなたとわたしの間にあるもの

というようなものでした。

あなたと私が相対しているこの空間の温度、体温、表情から発せられる色などを私はどう受け止めてあなたに投げ返そうか?

ずっとそんなことを考えていました。

それって絶対直に相対してないと生まれない現象だったり、感情だったりで。

ライブの感想をツイートされてた方もいらっしゃいましたが、それ自体がアートであったりしましたね。

私はこれから何をどうアウトプットしていけばいいのだろうかと、ずっと考えていたのでその糸口が見えてきたようです。

先日ある演奏者がウエブでのアウトプットを全部やめたら仕事の仕方や場所が全然かわってきたって話してくださって...

折しも今月末、もう大晦日ですね、その日に某SNS をやめると決意していたのでその後はどういったものをどういった形で発信していくのかが課題だったのですが、来年は面白いことがいっぱいできそうです。

 

やなことは

どこか遠くに追いやるように

心を維持しましょう

 

これは今日友だちからもらった言葉ですが、

ホントに、

心を自分の思うところの高さに維持する体力と精神力が

これからは必須かもしれません。

逃げの、言い訳ばかりする楽な生き方ではなくて

少々衝突してもお互いのエネルギーを交換する方が

私の思う理想の人間関係に近くて

感情をもった人間の営みは

こうでなくてはと思うのです。

一緒に泣いて、笑って、喧嘩して。

このごろは自然とそんな仲間が限られてきました

ね。

 

さぁ、師走。

私には冒険の旅が待っています。

異国の夜を駈けぬける列車にゆられながら

いったい何を、誰を想うのかな...

また報告します。

 

 

では。