Please tell me 〜ようこそテルミーの小部屋へ〜

♪Singer, Song Writer, Vocal Coach 稲葉照美のBlog

久高島 ③

カベール岬まで、今来た道を戻り一気に進みます。

ようやく本日の目的地にたどり着き

岬に足を踏み入れてみると

女性がおひとり、手帳を片手に静かに瞑想されていました。

邪魔しないように、そっと歩こう・・・

ここには、くぐると生まれ変われるという洞窟もあるのですが

あいにくの満潮でくぐれず。

撮影するのも忘れて「お腹すいたなぁ」と思いながら

荒れた海を眺めていたその時です。

突然、背後から声をかけられました。正午ちょうどのことでした。

 

おじさん「どこから来たの?」

「ヤマグチです。島の方ですか?」

おじさん「僕は、シコクアイランドから(笑)」

「あなたは、この島の宗教やこの島の人に呼ばれて来たんじゃない、

この島自体に呼ばれて来たんだよ」

「この島が男性性だとしたら、古宇利島という女性性の島があるから

行ってごらんなさい」

「そこでカフェをやっている女性に会うといいよ、彼女の霊力はすごいから」

「えええええ!!」

そう言うとおじさんはお連れのお寺の住職さんと去っていきました。

でも帰り道、このパーティを自転車で追い越し、食堂付近でも遭遇するのですが。

それにしても、お気楽な卒業旅行のはずが、神秘の岬でこんな風に

声をかけられるだなんてやっぱり呼ばれたのかな、なんて思いながら、

宿に自転車を置き、昼食を島の小さな食堂でとることにしました。

おばあ手作りのスパムカレーは、(残念ながら画像はありませんが)

汗をかいた体に染み入りました。

そこでは手作りのサーターアンダギーも売られていたので買い求めることに。

これは旅の最終日まで貴重な非常食となるのです(笑)  美味しかった !!

 

午後は、島の祭儀場を歩いてまわることにしました。

 

久高殿

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外間殿

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神の畑・ハンチャタイ

 

そして、ずーとつながっている海岸には、いくつか浜があるのですが

ちょっと休憩。

 

 

夕食は食堂でお刺身定食。

帰り道、今度は本当に島のおじさんに声をかけられました。

「昨日は、ここで島唄を歌ったりしてね、盛り上がったんだよ」

「いいなぁ・・」

月と金星(月の左斜め下)

 

明日は最終日、夜明け前に出てカベール岬で朝日を迎えようと

早めに休みました。

 

つづく。