夏越しの日
夏越しの日。
先輩、(年の離れたお友だち) のお母さまを見送りました。
享年101歳。私はまだ半分にも足りません。
「この世界の片隅に」のすずさんよりも
10歳ほど年上と言うことになります。
戦前から現在にかけて時代をおひとりで駆け抜けてこられたご苦労は、
計り知れないものだったにもかかわらず
愚痴ひとつこぼすことはなかったということです。
怪我をされる数年前までは
いつもまっすぐな眼差しと姿勢でお話ししてくださいました。
この頃私は、相対する人はみんな、
それがどんな小ちゃな赤ちゃんでも自分の先生だなぁと思うんです。
そこから絶対なにか教われるはずだと・・
人生という、長くて短い旅のなかで、
袖振りあった一瞬の出会いだったかもしれませんが、
多少の縁どころか
私に一番足りない真摯さを教わったような気がします。
お会いできてよかった!