【JAZZ VOCAL】
気持ちよく歌ってるはずが、どうしてもスウィングしない、ドライブしない、
ノリがでないとか、俗にいう "グルーヴ"?(16ビートで使うイメージですが)が
でないのはなぜかっていうと・・・
例えば、取り組んでいるその楽曲が4/4拍子だとすると、
1小節に♩が4つあるわけです。
スウィングでは、さらにその♩のなかには♪が3つあって、
♪=タと読むと1拍の長さがタタタとなるわけです。
もちろん曲の速さによってタの幅はかわってきますけど。
1拍がタタタなら1小節はその4倍のタタタ タタタ タタタ タタタ
(ゲシュタルトの崩壊おこしそうw)となるわけです。
この場合、オレンジのタタタとブルーのタタタの位置が
オフビート、アフタービート、裏拍等々といわれる
とっても重要なポイントになってきます(ビートについてはまたいつか)ので
意識できるようになればよいのですが。
このタタタって意外にきびきびしてるものなのです。
さらにはタタタの真ん中のタが最初のタに吸収されて
タアタとなりスウィングの基本のリズムがタアタ タアタ タアタ タアタもしくは
タータタータ タータ タータ、ツゥゥ ツッツ ツゥゥ ツッツとなるわけです。
歌うときには、この見えない♪の上で軽やかにことばを動かしていく、
置いてゆくというイメージを持つことから始めましょう!
練習方法としては、
①歌いたいテンポでタタタ タタタ タタタ タタタと繰り返し歌ってみる。
②歌詞とそのひとつのタがぶつかるところは、短く発音しすぐに移動する。
③メロディをアレンジして独自な崩し方になるとしても
何番目かのタの位置で言葉が動く!!ということをちょっと意識しておく。
ちょっと難しいか・・・
今日のレッスンでは、
「タタタのうちの3つ目のタにあたる歌詞(ことば)だけをもっと短く歌って!!」
と提案してみると、まぁすばらしい。
みちがえるほどのノリがでて、伴奏しててもとっても楽しかったのです。
私「ちょっと、今から心の準備をしてください」
受講生さん「???汗」
私「ほめるので・・」
受講生さん「はぁ〜 苦笑い」
では、また・・