久高島 ④
久高島 最終日
夜明け前に起きることができました。
空模様が怪しい。
しかし雨対策も考えず、静かにカベール岬へと自転車を走らせると
ぽつ、ぽつ、とやはり雨。
このまま大降りにならなければいいなぁと思いつつ
濡れながらガーッと気合を入れて走りました。
でもね、偶然かもしれないけど
着いた途端に雨が止んだのです。ほんとに偶然かもしれないけど・・
ほかにどなたもみえなくて、
ここで徐々に夜が明けてゆくのをひとりで迎えらるのも奇跡かなっなんて
思いながら、朝日を待っていました。(以下の画像は加工なしです)
そして、空が明るくなって来たと同時に後頭部に光を感じたので振り返ると、
虹のアーチが!!
思わずわぁ〜っと声をあげて、しばらく動けず動悸がしてました。
たくさんの観光客が滞在しているはずなのに、
たった一人でこんな美しい空を味わえるなんて。
これを見るために、ここに来たのかもしれない。
昨日のおじさんの言ったことは、
あながち間違ってないんじゃないかと思いました。
刻一刻と表情を変える空を思い出して、こうやってテキストを入力していても
ドキドキします。
宿に戻り、今となっては相当ロスな(本当に元気が出るかもの)
イラブーの佃煮をしっかりいただき
部屋の片付けと荷物の整理をしてさあ、お別れです。
港から、高速船に乗り込み、さようなら またねっ
つづく。