Please tell me 〜ようこそテルミーの小部屋へ〜

♪Singer, Song Writer, Vocal Coach 稲葉照美のBlog

Serendipity

普段レッスン室やスタジオで仕事をする時

携帯はマナーモードにし、なおかつ機内モードにしておくのですが

待ち時間がありそうなので機内モードを解除すると

 NYから友人が演奏しているギグのライブ配信のお知らせが入りました。

なんという、タイミング !!

保存ができないツールですのでリアルタイムで

臨場感のある演奏が聴けてとてもラッキーでした。

ちょうど、ピアノの譜面台に若槻氏の楽譜があったので

私もすかさず、フルでその曲をライブ配信してみました。

そうか、歌うって、演奏するって、発信するって

こういうテンションになるよね〜って確認できた瞬間でした。

視聴していただいたあなた !! どうもありがとうございました。

そしてご機嫌なテンションなまま

ちょっと気になるところへ・・

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時はちょうど麦秋至」(むぎのときいたる)ころ・・

七十二候「麦秋至(むぎのときいたる)」麦が黄金に実るころ(tenki.jpサプリ 2016年6月1日) - 日本気象協会 tenki.jp

残念ながら、曇り空で黄金に光り輝くとまではいきませんでしたが

田舎暮らしといえども、少し足を伸ばさないと見ることができない

広大な麦畑、このような風景があるとは知りませんでした。

 

今日の目的地は、瀬戸内を眼下に望む温泉(入浴料550円也)です。

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海風も心地よくてお湯もとても肌に馴染んで、

思考を整理するのにも、身体を休めるのにもちょうどいい感じです。

 

Serendipity セレンディピティ、なんてすてきな偶然でしょう。

思わぬ出会い。誰かと、何かと繋がっていると実感できるということが

こんなにも気持ちをあたたかくするなんて・・

 

Citrus Sun

気分は初夏から雨期をすっ飛ばして夏になってしまいました(笑)

夏の予定も決まりつつあるので

旅のシュミレーションをしていたところ

 

www.bluenote.co.jp

ことのところずっとIncognitoを聴いてまして・・

その期間にBlueyがツアーですって!!

どこかに私出没すると思います。

これは行かなきゃ!!

動画は2016年のtrailerですが。

  

 

太平洋と Citrus Sun !!

追記

5/30付で今年のtrailerがupされました !!

 

MAY

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2015年8月に1stアルバム「いまここから」をリリースしました。

(Amazonでは在庫切れだったのですが入荷していただいたようです)

 

この作品は実験音楽の手法に則った

プロデューサー永田壮一郎氏、渾身のサウンドになっています。

録音や撮影は2014年の夏だったので、

ヴィジュアルもかなり変化しておりますが・・

 

そろそろ、次作の構想を練ろうとしているところです。

精神性に重きを置いたファーストといかに異なる方向性を持たせるか

というところですね。

 

気がつけば、明日で2017年の5月も終わりということで

こんなテイストってどうですか?

ゆるいラテン系をイメージしていただけば幸いです。

 

MAY

 

突然のベルに驚いた朝は

何を着て行こうかと ささやかな悩み

日差しは強くて 風は冷たくて

夏まえの休日に あなたとふたり

少し 気の早い 薄着で出かけましょう

そばにいるだけで 熱くなるから

 

あきらめかけてた あなたのこと

もう友だちじゃ 終われない

 

たったひとくちの ワインで時間を

止めることができたら いますぐ

あなたの瞳に 呪文をかけて

アイシテルと言わせたい

 

こんなに この街が

素敵だったなんて

今まで少しも 気づかなかった

 

あきらめかけてた あなたのこと

もう友だちじゃ 終われない 終わらない・・

 

この初夏は、風が冷たくて

本当に心地よい気がします。

今はワインというよりも

美味しいモヒートがいただきたい。

 

もちろんあなたと(笑)

 

 

 

Into the light

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あらゆる執着を手放すと、「行くべき道が整えられる」

先日もそのような出来事がありました。

 

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実はこのツアー、当初からスケジュールが合わず

はなっから諦めていたものでした。

しかし、この日の前後に詰まっていた予定がどれも直前に変更になり

ポッカリと空いたのです。

あれれ、行けるかも!!

慌てて、諸々手配しました。

 

すべてのサウンドが本物なんだと味わいながら、

ヴォーカリストのわずかなピッチの狂いもない正確さに

感動しているところに

スクリーンに映し出されたこの文章に

さらに感激!! 

終演まであっという間で夢のようなひとときでした。

本当にこの機会を与えていただいたことに

感謝するばかりです。

「次はHouse Of Blues Music Hallで聴きたい!!」

www.mandalaybay.com

と言うことも

一旦忘れましょう(笑)

そうするといつかね・・

 

 

 

森の歌

 

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春先から「森に行きたいなぁ」と思ってたことを、森林浴から帰ってきて

思い出しました。アルバムの中でも話してますが、いつもそうなんです。

「あれがしたい、これが欲しい」とか思ったこと自体を忘れた頃に

それが叶っている、ということがよくあります。

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この季節の森林浴は、風で舞う木漏れ日やホトトギスの歌声を満喫できますね。

奇しくも、「アナスタシア〜響きわたるシベリア杉〜」という本と出会って

気分的にはどっぷり森にひたっていたところでした。

森に住むアナスタシア、実在するのかなぁ。

妖精のような魔女のような宇宙人のような・・

私は今年、心臓の手術を受けて10年になります。

信じてもらえないですが(笑)呼吸器も機能していない部分があります。

最近はそんなにお酒を飲みたいとも思わなくなりました。

アナスタシアはこう言っています。

「いちばんの医者はあなた自身の身体。

身体は最初から、あなたがどのハーブをいつ使うべきかを、

食べたり呼吸したりする方法を知っているのと同じようによく知っている」

ここに出てくるハーブは食べ物に置き換えることができるかもしれませんね。

今回の森林浴は自分の身体が欲したものでしょう。

エナジーチャージが必要だと。

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今帰仁城

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那覇に着くと、ちょうどNAHAマラソンが終了したタイミングで

大勢のランナーが徒歩で移動しているところでした。

私もモノレールを使わずに、那覇市街の観光がてら宿までの道のりを

歩くことにしました。

 

一夜明けて、那覇は雨。沖縄旅行もこの日が最終日。

朝一番に宿にほど近いレンタカー屋さんで車を借り一路名護へ向かいます。

ナビ通りに順調に進んでいるつもりが、朝の渋滞で車線変更ができず

遠回りすることになるのですが、ここで全く予定になかった首里城へ向かって

走っているのが不思議でした。

そして、高速道路へ。

ここも順調に進んでいると思いきや、事故渋滞。

帰りの飛行機までに今日の目的は達成することができるのか!と焦りながら、

予定よりも大幅に遅れて名護に入りました。

ここでAちゃんと合流し、今帰仁城へ向かう車中で久高島で会ったおじさんの話

久高島 ③ - Please tell me 〜ようこそテルミーの小部屋へ〜

をすると、

「車だとそんなに時間かからないと思いますから、行ってみましょう」

ということになり、まずは古宇利島を目指すことにしました。

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古宇利大橋・古宇利島|橋から見る景色は本島屈指の絶景スポット

古宇利大橋は約2km。エメラルドグリーンの海を渡って行くのですが、

この日は生憎の曇り空。晴れていればどんなに輝いたことでしょう。

 

とりあえず、島を一周し、それらしいカフェを探すのですがピンとくるものが

ありません。一旦島を出て、今帰仁城へ向かうことにしました。

 

今帰仁城跡 世界遺産 公式サイト

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今帰仁城は、どうしても来たかった場所、この旅のメインと言っても過言では

ありません。穏やかな空気感。やはり来てよかった。

すぐにまた来たいと思いました。

城内には祠がありました。その側に立っておられるガイドさんから、

「いつもは開けてない祠を今日だけ特別に開けているのでどうぞ祈ってください」

と言われました。

私がヒアリングできずに???でいると、Aちゃんが通訳をしてくれたのですが

今沖縄の調子(状況・情勢)がよくないということで、沖縄がよくなるように

ここを訪れた人々の祈りが必要だということでした。

祠の中には石の香炉のようなものが三つあり、お線香をいただいてガイドさんに

言われた通り、一番右に供えお祈りをさせていただきました。

「いつもは、開けない祠をなぜ、今日開けてあったのかなぁ。

もしかして、私たちが行ったからかなぁ。」

なんて半ば冗談交じりに話しながら、

古宇利島に戻って昼食をとることにしました。

 

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古宇利大橋が見渡せる小高い丘にあるお店で

ポーク丼(ミニ沖縄そば、パパイアのお漬物つき)をオーダー。

これがとっても美味しくて、すごいボリューム!!  キャベツの下はまだまだお肉。

また食べたい!! 二人で黙々と完食しました。

ママさんおひとりでやってらしたので、もしかしたらここかもしれない! と

今でも、淡い期待を抱いているのですが。

 

お店からの眺め。

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そうこうしているうちにAちゃんとのお別れの時刻が迫って来ました。

次はマングローブの森の川下りをしましょう!! ということを約束して

また、那覇に向かって車を走らせるのでした。

 

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www.nantosyuzo.com

空港で搭乗を待つ間、思わず手に取ったのがこの1本です。

そして久高島のおばあのサータアンダギーをおつまみにしながら、

ちょっとおセンチな気分に浸って飲み干してしまいました。

しかし、このビールはうまかったなぁ(笑)

 

2016年の12月超初旬に決行した旅でしたが、行く先々で出会うガイドのような

おじさんやAちゃんからたくさんの愛をいただいて、

ハートにチャージできた旅でした。

三日目は久高島の宿をチェックアウトするまでの時間を浜で過ごしたのですが、

登ってゆく太陽光を浴びていると「あなたの心が晴れますように」と励まされて

いるような感覚に陥りました。

「あなたの心がいつも晴れていますように」

私はいつもそんなことをメッセージとして

持ち続けていかなければいけないような気がします。

数ヶ月経って、なぜこうしてこの旅のことを綴ろうとしたのかは謎ですが、

お付き合いいただきましてありがとうございました。

でも、この流れ、これで終わったわけではないのです。

 

とんでもない方向へ続くのです(笑)

 

 

 

 

斎場御嶽

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 琉球王国最高の聖地 世界文化遺産「斎場御嶽」

安座間港から斎場御嶽まで約2キロ。

バスを待つ時間が惜しいので歩いてゆくことにしました。

しかし、港から幹線道路へ出るまでの急勾配が心臓を直撃! (持病あり)

この時ばかりは自分の選択を悔やみ、バックパックの重さを恨むのです(笑)

この日の南城市は快晴25℃。

12月といえども汗だくの夏日で脈拍が上がらないように、

一歩ずつ、一歩ずつ、と自分に言い聞かせ、やっとの思いで登りきり、

歩道を道なりに進みます。

すると、左手に道の駅が見えてきました。

斎場御嶽は右手に曲がれば到着のはず、そう、そのはずだったのですが……

 

入り口の手前の坂の上に立っていたおじさん(またおじさんっ)に

引き寄せられるようにその坂を登って行ったのです。

今でもなぜなのかわかりません!

 

おじさん「こっちは、違うよ。なぜ登ってきたの?」

「自分でも、わかんないんだけどおじさんがここにいたから(笑)」

おじさん「どこから来たの?お名前は?」

「ヤマグチから来たの、名前はテルミ」

おじさん「テルミちゃん、

過去と他人は変えられないけど、テルミちゃんと未来は変えられるんだからねっ」

「そうだねっ…」

 

冒険の旅ってやっぱり自分探しなんだなぁ。お見通しなのかも。

 

おじさん「おじさんは三線を弾くんだよ」

 

と、そばに停めたタクシーの助手席に置かれた三線を見せてくれました。

おじさんはプロの三線弾きでもありタクシーの運転手さんでもあり、

今日はお客さんと待ち合わせのために坂の上で待ってるところだったのです。

 

最後に名刺をいただいて

今度来るときは必ず連絡して!三線を聴かせてあげるからっ

 

また会う約束をしてお礼を言って別れ、受付へ。

そこではまずはビデオで学習タイム !

聖地である斎場御嶽にまつわる神話や歴史、精神文化を学習します。

 

 

三庫理・サングーイ

 

 

その先には、三日間滞在した久高島を望むスポットがありました。

 

日曜日だということもあってかなりの賑わいでしたので

駆け足で拝所を見学して、

この旅は行く先々にガイドが現れるなぁ、なんて思いながら

斎場御嶽を後にすることにしました。

 

そして道の駅のカフェで昼食。

久高島を眺めながら大盛りのチャンプルー定食をいただいて

ほんとに大盛り。

 

幸せの架け橋を行ったり来たりしながら(嘘)

那覇へ向かうバスを待ちました。

 

 

 

 

つづく。