Please tell me 〜ようこそテルミーの小部屋へ〜

♪Singer, Song Writer, Vocal Coach 稲葉照美のBlog

Rovaniemi 2018

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遭難しそうになる

ここから数日は暮らす旅。早速バスを降りる場所を間違えて森の中で遭難しかけました。15時くらいだけどもう陽はくれかけていて小さなスーパーに駆け込み初日にもらった地図を片手に「ここはどこですか?」とお買い物を終えたお子様連れのご夫婦に聞くと奥さんが「ここはこの地図の下のはみ出たところで、あなたの目的地はここから3kmくらいだけど歩ける?グーグルマップがあれば大丈夫よね?」「実は携帯のバッテリーがなくて、でも大丈夫、この地図があるから」「だったらちょっと待ってウチはすぐそこだから車で送っていくわ。もう暗くなるし、こういう時は助けあわなくちゃ」あまりのご親切に泣けました。だんなさんは車中で「イギリスでは今日はボクシングデーっていってみんなアクティブなことをする日なんだよ。ボクもこうしてキミとドライブできてよかったよ」と。お名前は?と聞くと「ファミリーネームはどうせ難しくて発音できないから気にしないでーボクはヤリー」

こうしてヤリーさんファミリーに助けていただいて、ただただ感謝することで心のエッヂがとれて穏やかな気持ちになれました。本当にありがたかった!もうすでに伝説の笑い話となってますが...

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Santa Claus Village 

サンタクロース村を訪れるとサンタのおじさんに会えるコーナーは長蛇の列。そこをパスして(夢のないつまらない大人だこと)   施設をひと通り見学して、ここで北極圏に入ったのか〜と感動しきり、やっぱり寒いなぁと思うと気温は−10°ぐらいでした。

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Arctic Snow Hotel

なんと!雪と氷のホテルに案内してもらうことができました。客室のお布団はトナカイの毛皮。バーが開くのを待ってアイスグラスで1ショット。地元ラップランドウオッカをオーダーしました。これを飲み干した後にグラスを壁に投げつけて割るというお楽しみがあって、思い切りってガッシャーン!

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Husky Safari

念願の犬ゾリ。私たちのチームのアラスカンハスキーたちです。最高にクールなチームでした。前のチームとの距離をとるために徐行すると「えええっ、なんでここで止めるの?もっと走らせてよ」というような表情をして振り返ってドライバーを見る仕草がとても可愛いらしくて、また行きたいですね。もう要領はわかったので次回は先頭のソリを選んで滑走したいと思います。次のシーズンにいかがですか?犬たちは、ちゃんとキャリア、性別、性格によって配置が決まってるそうですよ。

 

しかし生きているもの同士が一緒に風をきって走るっていうのは、どうしてこんなに気持ちがいいものでしょうか。カラダの奥の方の真の生命力が(核)が目覚めていくような感覚です。自分が喜んでいるのが冷静にわかるので、こういう体験をたくさんしていけばいいんだなと実感しました。どういった旅が自分に相応しいのかとかね。私を満たすのは観光やらお買い物じゃないみたいです。そういえば、初スロットマシーンで超ビギナーズラックがありました(笑)。そういうのもガイドブックに載っていない楽しみ方だし、実は裏ガイドっていうのは自分の中にあるのかもしれませんね。一時期ワクワクという言葉が多く使われてましたけど、本当のワクワクってもともっと心を掘り下げていったところあるような気がします。行きの飛行機の中で🎬Christopher Robin を観たのですがプーさんが大人になったクリストファーにこう言うんですよ。“ I should be me ”って。そのシーンを観た瞬間にああ、これが今回の旅のテーマだなぁと気づきがあったのですが、実際その通りになりました。

 

 

 

つづく